世間でまことしやかに囁かれている、
魚男はチャラいのか!?案件について、身を挺して検証してきました!!
「今回は油断をしてると喰われる可能性があったのだ。」
りう氏は唾を飲みながらそう語った。
事の発端はエス氏のこんなツイートがきっかけだった。
「ついに危険をかえりみずグレーゾーンにメスを入れる者が現れた!!」
感激と共に、りう氏は震えた…
生態が明らかになった以上、
きっと今まで以上に牙を剥いてくるに違いない
予感などではない…
これは確信なのだ。
「魚男は群れる!!」
前回の調査結果から判明した事実。
近づいて生態を調べようにも近くに仲間が潜んでいるかもしれない。
囲まれてはひとたまりもないのだ!!!
飲みかけのコーヒーを口に含みながら目を閉じた…
ーーガルドと完全密室で二人になれる瞬間…
果たしてそんな事が可能なのだろうか?
密室に誘い込む時点でこちらの目論見に気づかれてしまっては元も子もない。
冷めたコーヒーがりう氏の喉を通過し、わずかに喉が動いた。
ピロンッ
スマホが鳴り、画面をスライドする。
「これだ!!!!」
思わず声が出た。
周りの目など気にもならなかった。
🍀俺店 GALSOWRO🍀
コースやオプションを自由に選んで、ガルドとあんな事やこんな事が出来る空間だ…
競争率が高いので予約は一瞬で埋まるらしい。
「やるじゃねえか…」
りう氏は半笑いでスマホを握りしめ予約開始時間ジャストにガルに連絡を入れた。
…
…
さあ、諸君!!
刮目せよ!!!
ガルドは…
耳元でささやきがち
警戒して距離を置く相手にも…
歩み寄りがち
腹筋を見せびらかしがち
目線が泳ぎがち…なりう氏に対して
カメラを捉えがち
相手を夢中にさせがち